「水土里ネット」は全国に約6,000の土地改良区・連合と全国土地改良事業団体連合会、47都道府県土地改良事業団体連合会の愛称です。
地域に、そして国民に身近で親しみやすい組織を目指しています。
土地改良区が身近で親しみやすい組織として、地域に、そして広く国民に認知されることを目的に土地改良区の愛称が公募され、2002年に「水土里ネット(みどりねっと)」と決定しました。
「水」…… 農業用水、地域用水などを意味します。
「土」…… 土地、農地、土壌などを意味します。
「里」…… 農村空間。農家や地域住民が一体となった生活空間などを意味します。
「水土里」…… 豊かな自然環境、美しい景観を意味し、おいしい水、きれいな空気など清廉なイメージを表現しています。
「水土里ネット」は以下のような意味合いを包含しており、将来に向けた土地改良区の役割と姿を表現しています。
地球10周分の水路ネットワーク
土地改良区は、全国の40万Kmに及ぶ水路等のネットワークによって農村の健全な水循環を形成し、農地を潤すことにより安全で安心な「食」と「農」の基盤づくりを担うとともに、これが国民共有の財産である美しい農村の基礎ともなっているとの役割を地域及び国民にアピール。
農家、地域住民等のネットワーク
人、物、情報のつながりにより、農家のみならず、地域住民や都市住民と連携(ネットワーク)して、「水」、「土」、「里」を創造し、都市と農村の共生対流を促進。
資源循環のネットワーク
農村で発生する有機性資源(集落排水汚泥等)の農地への還元など、廃棄物のリサイクルによる資源循環を通じ、循環型社会の構築に取り組む。
音無井路[PDF]
明正井路[PDF]
城原井路[PDF]
石垣井路[PDF]
若宮井路[PDF]
緒方井路[PDF]
白水溜池[PDF]
昭和井路[PDF]
初瀬井路[PDF]
乙見ダム[PDF]
大舞ダム[PDF]
女子畑井路[PDF]
小ケ瀬・島内井路[PDF]
広瀬井路[PDF]
大井手堰[PDF]
荒瀬井堰[PDF]
金色疎水[PDF]
木立地区[PDF]
この運動は、土地改良区が果たしてきた役割、機能を改めて見直すとともに、多面的な機能の確保など国民が期待する新たな役割に対し、どのように土地改良区が取り組んで行くか、地域の人たちとみんなで考えることを提案する運動です。
農業農村を取り巻く情勢が著しく変貌する中で、21世紀の始まりに合わせ、この運動を契機に土地改良区の将来について考えてみませんか?
主役は、土地改良区の皆さん自身です。
土地改良区は、農用地に「水」を引きあるいは悪水を排除し、農地を整備しそのために必要な「施設」を管理するなど農業生産基盤を支えの事業(土地改良事業)を行う事を目的として、土地改良法に基づき設立された自主的団体です。
上記の事業は、技術、資金、利害調整等の面から個人では実施不可能で、古くから農家が共同して実施してきております。その意味から土地改良区は地域資源たる「土地」と「水」を生産と生活に有効に活かすために組織された極めて公共性の強い団体です。
土地改良区は、共通の目的と利益のために耕作者の多数決によって一定の地域の水利用、土地利用についての意思決定をする権限を付与されている団体です。(受益農家の3分の2以上の同意を得て設立、事業の実施。組合員は耕作者。費用の強制徴収。)
土地改良区は、農業水利施設や地域資源の利用管理の情報と調整能力を有する団体です。
◎土地改良区は、土地改良事業を行っています。
例 ≫ 農用地の保全又は利用上必要な施設の新設、管理
農用地の区画整理
農用地の造成
農用地又は施設の災害復旧
農用地の交換分合
◎土地改良区は、国、県等が行う土地改良事業を推進しています。
◎土地改良区は、造成された土地改良施設を管理しています。
◎土地改良区は、農業用水を保全し、水利を調整しています。
◎土地改良区は、農村環境の維持・保全・整備を推進しています。
◎土地改良区は、効率的な農用地利用を推進しています。
これからの土地改良区は「自らが従来から担ってきた役割を振り返り、地域に対しその活動を積極的に紹介することを通じ、土地改良区に対する理解と協力を得ると共に、地域住民と一体となって新たな時代の、新たな役割を積極的に果たすことを目指しています。」
1.時をこえて
土地改良区の役割を見つめ直しましょう
2.地域と共に
地域の人たちと一緒に美しく豊かなふるさとを創りましょう
3.夢を語り
土地改良区の活動を地域の人たちに紹介しましょう
4.ふるさとづくり
新たな時代の土地改良区活動について考えてみましょう